市販のゲーム機の入力装置として開発されたKinectやバランスWiiボードを身体運動の計測装置として用いる試みに挑戦した。Kinectの位置センサーとしての可能性に注目し、モーションキャプチャーとしての計測システムを開発し、小中高の体育授業への導入可能性を試みた。同時に、開発したKinect計測と筋電計測の同時計測を行うことにより、熟練者と非熟練者の剣道の面打ち動作の違いを定量的に明らかにした。さらに、本研究では、中学校における武道必修化にともなって生じた武道を教えることができる体育教員の不足を解消するために、武道の中で剣道に注目し、素人に優しい剣道教育支援システムの構築を目指した。
|