研究課題/領域番号 |
26560347
|
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
鈴木 壮 岐阜大学, 教育学部, 教授 (00115411)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | アスリート / 身体とこころ / 身体症状 / 心理力動論 |
研究実績の概要 |
アスリートの伝記や競技雑誌の記事、およびアスリートの心理サポート事例を収集し、彼らの競技人生(ストーリー)の中でのケガや病気等に関わるエピソードを検索し、整理した。そして、ケガや病気等の身体症状の深層心理学的意味を心理力動理論から検討した。 その結果、アスリートのケガや病気などの身体で表現されたことが心の動きと同期することが明確になった。そのような身体反応が「問題解決」や「安全弁」などの心理的な意味を持つことが示された。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
アスリートの身体症状を心理力動的な側面から理解するために、アスリートの伝記、雑誌記事、心理サポート事例から資料を収集し、おおむね研究の目的を達成したが、もう少し多くの資料に当たる必要がある。また、彼らの描画からの検討も資料がやや不足しているため、もう少し時間が必要である。
|
今後の研究の推進方策 |
アスリートの伝記、雑誌記事、心理サポート事例、描画についての資料を収集し、26年度に引き続いて心理力動的観点から身体症状の意味を検討する。また、一般のアスリートにアンケート調査を実施し、競技人生のなかでのケガや病気の発生についての心理力動的な意味を検討する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
資料収集がやや不足していたため、そのための物品費と旅費が残額となった。
|
次年度使用額の使用計画 |
資料収集の不足を補うために使用する。
|