研究課題
挑戦的萌芽研究
骨格筋は細胞内液区画と細胞外液区画に分かれている。部位別生体電気インピーダンス分光法は、筋細胞膜の電気特性から、細胞内外液を評価できる特徴的な方法である。我々は405名の地域在住者に対してBIS測定を行い、膝関節伸展筋力、歩行速度、筋量を測定した。大腿部の細胞内外液指標は、膝関節伸展筋力、歩行速度と相関しており、性・年齢・骨格筋量と独立して膝関節伸展筋力、歩行速度を予測する変数であった。相対的な細胞外液の増加は加齢に伴う骨格筋の質的変化の因子であることが明らかになった。
運動生理学