研究課題
平成27年度4月に、宮崎大学の講師から至学館大学の教授に就任しました。学校業務・教育業務などの新規の業務に対応するため、研究活動にエフォートを割くことができなかったが、平成28年度に研究成果の一部を学会発表する準備を進めた。現在、研究環境の設定を実施中である。平成28年度は、本研究課題に対して予定通りのエフォートで研究を実施する。
4: 遅れている
本年度は、勤務地移転に伴い、研究に対するエフォートの確保が困難であった。本年度実施予定の計画は、平成28年度に予定通り実施する。
骨格筋収縮と中枢のエネルギー代謝調節変化に関する研究では、座骨神経電気刺激に対して活性化する脳部位を特定し、その神経核特異的役割から、脳神経回路網を同定し、遠心性の自律神経調節機序の基礎的情報を獲得する。遠心性刺激による糖代謝及び脂質代謝の解析では、マウス筋収縮刺激後の肝臓でのグリコーゲン分解酵素活性、脂肪での脂肪分解酵素活性を測定する。また褐色脂肪組織では熱産生を担うUCP蛋白の発現変化を解析する。後根神経の活性変化に関する研究では、感覚神経を電気的に刺激した後、下肢骨格筋からの感覚求心神経細胞が集積している腰椎4-6の後根神経を採取する。DNAマイクロアレイによって、遺伝子発現を検証し、感覚情報入力に関与する遺伝子群を同定する。トレーニングによる電気活動刺激応答性の変化の検証においては、マウスに脱トレーニングを実施し、感覚神経の電気刺激による各種臓器の応答性を上機能方法で検証する。これら一連の研究によって、感覚神経の重要性を明らかにできると考える。本研究の成果に基づいて、より発展的な研究につなげていく予定である。
本年度は、勤務地移転に伴う、新業務体系の中で研究に対するエフォートの確保が困難であったため。
平成26年度に実施予定であったマイクロアレイ解析に加えて、平成27年度に実施予定であった研究を、平成28年度に実施する。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
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