人生の根幹に深く関わる「性の健康」の学習機会が大学生に十分に提供されていると言い難いことから、「性の健康」学習の現状をシラバスから把握し、「性の健康」各カテゴリーに関して、4学部2・3年生を対象に実態を調査した。有効回答290名、回収率20.1%。 学生は大学生になり、性に関する保健・医療サービス、法律や社会サービス、男女の心のちがい、予防接種等、性に関する現実的な知識を学びたい意思が認められ、少数だが悩みや相談を要望する学生やDV等の体験があると懸念される学生の存在が示唆された。今後は現実的・効果的な「性の健康」学習・対処への支援を提案し、具体策の実現に寄与したい方向である。
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