研究課題
本研究の目的は、メンタルヘルス問題について、対症療法的対策とは別にポジティブ・メンタルヘルスを強化することで積極的な予防措置の方法を確立することである。そのため、本研究はポジティブ・メンタルヘルスを強化するために推奨できる行動を選別し、ソーシャル・マーケティングの方略を用いて普及啓発活動を行い、それらの効果をメンタルヘルス問題の予防の観点で検証した。本研究では、「physical health promotion(たとえば、禁煙、運動実施,食事バランスなどの普及啓発 活動)」と同様に、メンタルヘルスを よい状態に保つ行動を推奨する「mental health promotion」を行った。その方法として、「こころのABC活動」と名付けたメンタルヘルス・プロモーションを行った。A(act)は、身体的(からだを動かすなど)、精神的(趣味に興じるなど)、および社会的(友人との交流など)に活動的になること、B(belong)は会や集団に所属すること、最後にC(challenge)新しいことに挑戦したり、人の支援を行うことである。これら「こころのABC活動」について、小冊子および動画2本を作成し、一般住民および疾患患者を対象にしてソーシャルマーケティングの手法を用いて普及啓発を行い、評価を実施した。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 3件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 図書 (2件) 備考 (1件)
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