核家族の増加により,これまでのように家族から子育ての知識や経験の継承及び支援が難しくなり,母親は強いストレスや不安を感じている.特に,夜泣きによる睡眠に関する問題は精神的にも肉体的にも負担となっている.よって,母親にあらかじめ乳幼児の睡眠状態を可視化し,夜間の覚醒時間を提示する事が負担軽減になると考えられる.しかし,乳幼児の睡眠を可視化する際にセンサを付けると睡眠の阻害や母親に精神的な負担を与えてしまう可能性がある.よって,本研究では無拘束センサマットによって乳幼児の睡眠を計測し,その情報から乳幼児の脈拍や呼吸および体動の状態を推測し,これらより睡眠リズムの可視化を行った.
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