研究課題/領域番号 |
26560420
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研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
齋藤 実 専修大学, 経営学部, 教授 (50322433)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | コンタクトスポーツ / テキストマイニング |
研究実績の概要 |
平成27年度においては、テキストマイニングの手法を用いてコンタクトスポーツの教育効果に関するワードを抽出した。複数のコンタクトスポーツを対象としたアンケート調査をソフトウェアを用いて分析し、そこから「攻撃性」、「レジリエンス」、「情動的共感」、「社会的技能」、「性質的な肯定性」、「スポーツの効果」のワードが抽出できた。その結果から、それらの尺度を評価する既存の心理検査法についての調査を進めた。収集した心理検査法から、検査法原案を作成、複数のコンタクトスポーツおよび非コンタクトスポーツに対してパイロットスタディとして検査法原案による調査を実施した。なお、検査法原案は日本語のみならず英語にても作成しており、国内のみではなく海外(英語圏)における調査も可能となっている。本調査はコンタクトスポーツであるラグビーの盛んなニュージーランドのラグビーチームにても実施しており、平成28年度において分析を進める予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成27年度において、所属大学の在外研究員の任を受け、1年間海外にて研究を行うこととなった。そのため、国内における調査を実施することが不可能となり、実施予定であった複数のスポーツクラブの調査を断念した。ただし、海外の機関に在籍したことから調査用紙の英語版を作成し、英語版を用いた調査を実施することができている。
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今後の研究の推進方策 |
平成27年度に実施できなかった国内での調査を進める。テキストマイニングにての分析用の質問紙と、検査法原案の両方を用いて、国内および国外のスポーツクラブで調査を行う。また、実施できなかった複数の指導者に対するインタビュー調査を行い、インタビュー内容をテキスト化、テキストマイニングによる分析を実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度で予定したインタビュー調査が、所属大学の在外研究員として海外に籍をおいていたことから、実施できなくなった。そのため、旅費や謝金の使用額が減額した。
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次年度使用額の使用計画 |
平成28年度においては、当初計画をしていたインタビューや、対象のスポーツクラブの調査を実施する計画である。その際に、旅費や謝金の使用が見込まれる。
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