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2014 年度 実施状況報告書

多角的脳イメージングによる伝達先記憶の神経基盤の研究

研究課題

研究課題/領域番号 26560463
研究機関東北福祉大学

研究代表者

藤井 俊勝  東北福祉大学, 健康科学部, 教授 (70271913)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード認知神経科学 / 脳機能画像法 / 伝達先記憶
研究実績の概要

まず、伝達先記憶の神経基盤を同定するための実験刺激作成に取り組んだ。伝達先として男女各2名ずつの顔写真を用意した。また、伝達する記憶内容として、通常あまり知られていない事実に関する288のトリビア文(例:蚊は47本の歯を持っている。)を用意した。これらのトリビア文を3つのセットに分けるために、fMRI実験に参加する予定のない20人の被験者に、文の内容を知った時に①どのくらいハッとするか(覚醒度)、②知っていたか知らなかったか(親近性)、③どのくらい面白いか(興味度)、について評定してもらった。これら3つの評定値に差がないように288のトリビア文を3つのセットに分けた。また、3つのセットに含まれるトリビア文の平均の長さに差がないように統制した。これらの3つのセットはそれぞれ、記銘中の男性へ伝えるセット、記銘中の女性へ伝えるセット、fMRI撮像中記憶再認課題中の記銘していないセットとして用いることとした。以上のような実験パラダイムが完成し、本格的なデータ取得を開始した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

刺激選定に多少時間はかかったが、おおむね順調に進んでいる。

今後の研究の推進方策

fMRIデータ取得を継続し、さまざまな解析を試み、最終的には成果を国際学術誌に投稿することを目指す。

次年度使用額が生じた理由

当初の見込みよりも、物品費、旅費、被験者謝金が少なかったため。

次年度使用額の使用計画

物品費、旅費、謝金を計画的に使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 症例で学ぶ高次脳機能障害2014

    • 著者名/発表者名
      朴白順、月浦崇、上田敬太、藤井俊勝
    • 総ページ数
      274 (68-75)
    • 出版者
      中外医学社

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公開日: 2016-05-27  

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