現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
CTBと同様にFree Primary Amino Groupであるannexin V 分子に、18Fを結合させる手法に類似の方法で、作成を試みた。すべての反応は、自動反応機械をもちいて作業をおこなった。まず、Standard [18F]KF Kryptofix complex をもちいて、nucleophilic fluorination of ethyl-4-(trimethylammonium)でtrifluoromethane-sulfonate をベンゾエート化しすることにより、Ethyl-4-[18F] fluorobenzoateを最初に作成した。Ethyl-4-[18F]fluorobenzoate を加水分解すると4-[18F]fluorobenzoic acidが生成され、 [N-succinimidyl]-N,N,N,N-tetramethyluronium tetrafluoroborate と反応させて、N-succinimidyl-4-[18F]fluorobenzoateを作る事が可能であることが分かった。このN-succinimidyl-4-[18F]fluorobenzoateは、benzoamino bondによりfree primary amino groupであるCTBとよく結合することが、生成物の解析より判明した。全体のradioactivityは、17.6 ± 5.6% (ディケイを考慮後), 全体作成時間は180分で、特異性は1.3-1.8 TBq/mmol (35-49 Ci/mmol) . Radiochemical 純粋性は95%であり、極めてよい効率で18F-CTBが作られることが分かった。
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