研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の目的は、ブータンにおいて「一般に開かれた近代学校教育」が導入された1950年代以降、同国にもともと存在していた僧院教育と新興勢力である近代学校教育がどのように対立・相反し、また一方でどのように融和・補完し合いながら同国の人材育成を担ってきたのかを、資料・文献調査及び面接調査を通して解明することである。研究期間中、1)近代学校教育及び僧院教育の実態の整理・分析、2)近代学校教育及び僧院教育の相反性・補完性の把握・分析、3)「伝統と近代の共存」を可能とする相互教育モデルの検討を実施した。
比較・国際教育学