研究課題
挑戦的萌芽研究
考古学と博物館学、および文化財ガバナンス構築に向けた研究である。ニカラグア考古学初の集落研究であり、マウンドの配置とその内側に広場的空間があることを明らかにした。また、マウンド1がキラグア山系を背景として広場‐モノリートの前面にあること、階段状ピラミッドであることから、太陽や月などと関連した儀礼を行う祭壇と推定した。博物館活動を通して、考古学調査の成果を市民やティエラブランカ地区住民に普及し、その効果をみるアンケート、ワークショップ調査を行なった。プロジェクトへの信頼度が高く、地域住民が主体となった地域の文化財の発見・保存・活用の仕組み(文化財ガバナンス)に向けた一歩となった。
考古学・総合政策科学