ホスピタリティは、不確実性の高い環境における関係性のマネジメントがポイントになると、これまでの研究で明らかになってきつつある。しかし、シティホテルとリゾート、あるいは旅館といった事業上の相違を踏まえた、不確実性の相違を軸とした研究はなされてこなかった。 本研究の成果としては、不確実性を低減させた関係の存在こそが、むしろ不確実性の高い環境における対応力を高めることが判明した点である。特に、施設・設備をはじめとする顧客との確実性を高める要素が、ホスピタリティ施設においては重要であるということがポイントとなっている。
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