研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の学術的な特色は、倫理の宗教的基盤を探ることを通して、しばしば対立的に考えられてきた倫理と宗教の協働の可能性を解明するにあった。研究代表者は、これをユダヤ・キリスト教の文脈で旧約・新約聖書と関連付けて行うとともに、後期西田哲学によってこの協働の哲学的基礎づけを行った。こうした研究の学術的な意義は、倫理的な混迷と、宗教的な抗争に奔る現代に、新しい哲学の灯をともす礎となり挑戦となることにある。代表者は自らの研究成果を国際的に発信し続けている。
倫理学