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2017 年度 研究成果報告書

琉球諸島における葬送の宗教哲学的研究―シマ社会における弔いの選択

研究課題

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研究課題/領域番号 26580012
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 宗教学
研究機関沖縄大学

研究代表者

須藤 義人  沖縄大学, 人文学部, 准教授 (00369208)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード沖縄諸島 / 霊魂 / オウ島 / 龕 / 風葬 / 土葬 / 洗骨 / 火葬
研究成果の概要

沖縄諸島において死人を葬った原初的な形態は、風葬である。風葬とは、天然の洞窟や森の霊域の中に、亡骸を野晒しする。戦前まで葬式を行う家は、「龕(ガン)」で死人を墓まで運んでいた。人々は行列で悲しみを表すとともに、死を運んでくる悪霊の侵入を恐れて厄払いをした。
日本だけでなく、世界中で土葬から火葬への移行が進んでいる。日本の火葬率は九八パーセントを超えるほどになっている。しかし、与那国島と与論島には龕の葬送文化が今も残っている。二〇〇四年に与論島でも火葬場が開設され、土葬主流から火葬主流へと変わる節目を迎えており、洗骨も廃れつつある。いま、死の多様性に関して、新しい時代に入ったといえるであろう。

自由記述の分野

宗教哲学

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公開日: 2019-03-29  

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