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2016 年度 研究成果報告書

第一次世界大戦とフランス美術史学の「文化工作」

研究課題

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研究課題/領域番号 26580021
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 美術史
研究機関茨城大学

研究代表者

藤原 貞朗  茨城大学, 人文学部, 教授 (50324728)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードフランス美術史 / 美術史編纂 / 第一次世界大戦 / アンリ・フォシヨン / 大戦間
研究成果の概要

本研究は第一次大戦時のフランスの美術史家の言動を調査し、国内の愛国的言説と対外的文化工作がいかに戦後のフランスでの美術史編纂に影響を及ぼしたかを明示することを目的とした。当地では戦前まで、教会美術、王統派美術、共和派美術が、政治的党派を超え一貫した美術史認識を得ることができずにいたが、この対外戦争はフランス美術史家にとって国内の文化遺産を統括的に自国のものと認識し、保護する追い風となる。戦時の文化工作は非常時の一時的とみなされるが、戦後の美術史編纂理念(普遍主義、国際主義、人文主義)には戦時の言説が影を落としている。大戦間の美術史理念は国際的スタンダードとなるが起源は戦前の戦闘的言説にある。

自由記述の分野

美学美術史

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公開日: 2018-03-22  

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