戦前期における小型映画のネットワークを確認するため、機関誌であった『パテーシネ』、ならびに戦後の後継の雑誌である『小型映画』を全冊、閲覧し必要箇所をコピーした。また、全国各地の機関に所蔵されている小型映画の調査・閲覧も行った。その映像内容はパーソナル(家族)でもマスでもない、中間的な領域(コミュニティなど)の映像が大半であることが判明した。こうした研究成果は、2015年3月、2016年3月、神戸映画資料館において公開研究会を開催し、研究発表をするとともに、このシンポジウムに参加した研究者とともに研究成果を本としてまとめることを予定している。
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