研究課題/領域番号 |
26580068
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研究機関 | 金城学院大学 |
研究代表者 |
廣島 佳代子 (加瀬佳代子) 金城学院大学, 文学部, 准教授 (60535889)
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研究分担者 |
龍澤 彩 金城学院大学, 文学部, 准教授 (00342676)
王 蘭 佛教大学, 公私立大学の部局等, その他 (10725659)
桑原 牧子 金城学院大学, 文学部, 准教授 (20454332)
小松 史生子 金城学院大学, 文学部, 教授 (60350948)
桐原 健真 金城学院大学, 文学部, 准教授 (70396414)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | オカルト / 比較文学 / 文化人類学 / 宗教文化 / 美術史 |
研究実績の概要 |
本研究は日本、中国、南アジア、オセアニアを対象に、本来目には見えないとされていた恐怖/畏怖の対象が言語化され、可視化されていった過程を追うものである。その目的は、言語化または可視化の過程でこぼれ落ちた恐怖/畏怖の対象をすくい上げ、人間の精神活動の多様性を浮き彫りにすることにある。 平成27年度は、昨年度に続き研究者による研究発表から始まり、インドに求められるスピリチュアリティの現代的変容について検討した。そこでは、欲望の形が変わってはいるが、インドにスピリチュアリティが求められることに変わりはないことを確認した。 その後は、平成28年度に予定した国際学会シンポジウムでの発表に向けて、会議、読書会を開催するとともに外部からレクチャーを招き、本オカルト研究の理論的枠組みを共有した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
各研究者の研究は順調に進んでおり、研究成果をまとめ外部に発表するための準備を進めた。平成28年には国際学会のシンポジウムで成果を発表する予定となっている。 平成27年度は4回の研究会を開催した。内訳は研究発表、会議、読書会、レクチャーとなっている。継続して積極的な姿勢が見られ、全ての回で研究者が全員が出席した。会議、読書会、レクチャーは国際学会での発表を見据えてのものとし、本研究の共通基盤とする理論を共有した。
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今後の研究の推進方策 |
平成28年度の国際学会シンポジウムで発表したあと、各研究者がそれを論文とし、雑誌などで発表する。
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次年度使用額が生じた理由 |
講演者を学内から招いたことにより、交通費が不要となったため。
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次年度使用額の使用計画 |
個々の地域研究を深めるべく、書籍の購入にあてる。
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