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2015 年度 実施状況報告書

人間同様に失敗する構文処理による自然な文生成の研究

研究課題

研究課題/領域番号 26580082
研究機関静岡大学

研究代表者

狩野 芳伸  静岡大学, 情報学部, 准教授 (20506729)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード自然言語処理
研究実績の概要

自然言語処理の研究は、研究者が人手で付与したコーパスアノテーションを解析器がどこまで自動復元できるか、その精度を競ってきた。しかし、文生成の出力はいまだ不自然である。本研究では、言語処理モデルをあえて「人間並みに失敗」するように構築し、より自然な言語処理の研究を行う。

基本的な心理学的妥当性を満たす構文解析モデルに基づき、昨年度は日本語構文解析器のプロトタイプを構築した。本年度はこの構文解析器をコーパスデータで学習させ、実用的な評価値が得られることを確認した。

また並行して、本研究のアプリケーションになりうるテーマを模索した。ひとつは対話破綻検出チャレンジへの参加である。もうひとつはゲームプレイヤーのAI化を目標とする人狼知能プロジェクトへの参加で、文生成技術、また本研究で同時に構築される文解析技術の応用の可能性を検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

昨年度のプロトタイプ構築が遅れた影響で、やや遅れているが、応用面の研究で当初より想定外の進展があった。

今後の研究の推進方策

構築した解析器を用いた文生成の研究を進める。

次年度使用額が生じた理由

旅費の学会開催地の違いなどによる。

次年度使用額の使用計画

同様の状況に備える。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 単語間共起及びキーワード抽出を用いたルールに基づく対話破綻自動検出器の構築と評価手法の検討2016

    • 著者名/発表者名
      谷口諒輔, 狩野芳伸
    • 学会等名
      言語処理学会第22回年次大会(NLP2016)
    • 発表場所
      東北大学(宮城県仙台市)
    • 年月日
      2016-03-08
  • [学会発表] パネルトーク:どのようなプロコトルを設計するべきか?自然言語処理、対話エージェント、対話分析の観点から2015

    • 著者名/発表者名
      大澤博隆, 狩野芳伸, 稲葉通将, 片上大輔.
    • 学会等名
      「人狼知能コンテスト」キックオフ. 人工知能学会合同研究会
    • 発表場所
      慶應義塾大学来往舎(神奈川県横浜市)
    • 年月日
      2015-11-12
  • [学会発表] キーワード抽出を用いたルールに基づく対話破綻自動検出器の構築2015

    • 著者名/発表者名
      谷口諒輔, 狩野芳伸
    • 学会等名
      第75回 人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会(SIG-SLUD) 第6回対話システムシンポジウム: 特別セッション:対話破綻検出チャレンジ
    • 発表場所
      早稲田大学(東京都新宿区)
    • 年月日
      2015-10-29

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公開日: 2017-01-06  

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