3年間の研究期間内にスイス連邦公文書館、スウェーデン国立公文書館および軍事公文書館、バチカン教皇秘書文書館、ポルトガル国立歴史外交文書館、スペイン国立政府文書館、イタリア国立外交公文書館、フィンランド国立公文書館オウル分館、デンマーク国立公文書館を調査し、3つのカテゴリーからなる文書群を発掘した。カテゴリー1は、戦争中における中立国の役割を示す外交文書、カテゴリー2は、枢軸国およびドイツ占領国と日本との関係文書、カテゴリー3は、中立国・枢軸国・被占領国と満洲国との外交に関わる文書である。これらの収集した文書は、今後の研究を進展させるための基盤になり得るものと確信している。
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