研究課題
挑戦的萌芽研究
海外では,中国人や韓国人が経営する日本料理店が多くみられる。このような現象を,申請者は「借り傘戦略」と名付けた。これは,マイナーなエスニック集団が,よりメジャーな集団の姿を借用する移民の適応戦略である。このような借り傘戦略は,在留外国人が増加している日本においても,各地で認められるようになった。ネパール人の「インド料理」店経営,アフリカ,西アジア出身者の「ドネルケバブ」店経営などである。さらには,中国東北地方出身者が「台湾料理」・「香港料理」の看板を掲げる例も多くみられる。
人文地理学