研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、デジタル化時代における人類学的なフィールドワークによって収集された調査データである写真の活用方法を考察し、写真を主体にしたフォト・エスノグラフィーという手法を探求することを目的とする。人類学者によるフィールドワークにおけるフォト・エスノグラフィーの採用や、大学・大学院での実習授業へのそれの導入といった実験的な試み、そして、それを実現させるコンピュータ上での静止画像管理システムの設計という応用的かつ実践的なアプローチをとりつつ、研究代表者は、エスノグラフィーにおける写真の活用に関わる理論的な探求を行い、その可能性について検証した。その上でその方法論に資する基礎的な展望を見出した。
文化人類学