世界の薬物政策は、自己使用を犯罪とするか否か、および少量の所持を処罰するか否か、によって、①厳罰主義、②ダイバージョン政策(例 ドラッグ・コート等)および③ハーム・リダクション(例 メサドン・プログラム、大麻の合法化等)の3つの政策に大別できる。2016年6月に刑の一部執行猶予制度を開始した日本は、①から②への移行期にあるといえる。新たな制度の下でも、ダルクなどの民間の支援団体の果たすべき役割は大きい。 研修については、知名度も上がり、海外でも開催の要望があるなど、期待は大きくなっている。2016年10月の第26回嗜癖行動学会には、ソウルDARSのメンバーが来日することになった。
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