研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は尖閣諸島問題、とりわけその形成過程を外交史的に検討することを課題とした。本研究で明らかになったのは、この問題が単に資源開発問題でなく、沖縄返還問題、米中接近(および国連代表権問題)、日中国交正常化などと密接に関わった問題であり、また日本国内でも東京と那覇、そして石垣島など各々に利益がある。このような多元的で多層的な空間からこの問題が発生した。この点を踏まえた論文集を公刊することで成果を世に問いたい。
アジア政治外交史、中国外交史、日中関係史、日台関係史、台湾政治外交史