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2016 年度 研究成果報告書

実労働実験を用いた自発的再分配選好の計測

研究課題

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研究課題/領域番号 26590028
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 理論経済学
研究機関大阪大学

研究代表者

大竹 文雄  大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (50176913)

連携研究者 木成 勇介  九州大学, 経済学研究院, 准教授 (10509855)
水谷 徳子  家計経済研究所, その他部局等, 研究員 (60551075)
研究協力者 佐々木 周作  
黒川 博文  
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード経済実験 / 再分配選好 / 利他性 / WEBアンケート / 税制 / 後回し行動 / 平等主義 / 長時間労働
研究成果の概要

本研究では、競争と再分配行動の関係性を検証した。先行研究であるErkal et al. (2011) は順位が1位の人より2位の人ほうが他人への所得移転が多くなるという結論を示したが、本実験ではそのような結果は見られず、単純に順位・報酬が高いほど移転が多いという結果が得られた。また,実験後のアンケートに基づいて作成した平等選好は移転に正の影響を、競争選好は負の影響を与えていた。これらの変数は、報酬移転の存在による生産性の変化には影響を与えておらず、他者に対する選好によって生産性が変化し順位を変動させるというErkalらが主張するメカニズムは日本の被験者では確認されなかった。

自由記述の分野

社会科学

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公開日: 2018-03-22  

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