本研究で、横浜国立大学経済学部附属アジア経済社会研究センターが作成したアジア国際産業連関表にシンガポールとフィリピンを内生的に追加、さらに新しく12年までの表を推計し、内生29か国、97年~12年までの年次新しいアジア国際産業連関表を作成し当センターのウェブサイト(http://www.recessa.ynu.ac.jp)で無料公開した。同類のほかの国際産業連関表と違って、ASEAN5(インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、フィリピン)とベトナムの内生扱いが可能になったことと現時点で世界唯一の2012年の国際産業連関表が使えるようになったことはこの研究の最大の特徴である。
|