研究課題/領域番号 |
26590034
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
中林 純 東北大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (30565792)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | オークションデータ / 構造推定 / 実証分析 |
研究実績の概要 |
ネットオークションのデータ取得作業を進めたほか、政府の調達オークションの落札情報の取得を進めた。 構造推定における識別性の問題について、総合評価落札入札オークションのモデルを中心に分析を行ってその十分条件を得、この結果をNakabayashi and Hirose (2016)としてディスカッションペーパーとして公表した。 インターネットオークションについては,売り手や入札者の評価が落札価格に与える影響を定量的に分析することや,多次元もしくは複数財オークションを導入した時の影響を反実仮想分析する手法について検討を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2015年度以降に予定していた研究計画をおおむね完遂することができたため。
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今後の研究の推進方策 |
2016年1月に、総合評価落札方式入札における構造推定の手法及び識別性について、専門学術誌であるReview of Economic Studiesより再投稿の要請を受けていることから、当面そのために論文改訂作業を行う。また、オークションデータの取得作業を進め、ネットオークションデータを活用した分析手法の可能性を探る。
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次年度使用額が生じた理由 |
業者に電子化を発注する予定であったデータ化作業の一部が当該年度予算では執行できず、次年度に繰り越しをせざるを得なくなったため。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度予算と合わせて当該作業を実行する。
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