本研究課題では、ESM(Experienced Sample Methods)法を用いる形で、大学生70名の「主観的幸福度」に関するパネルデータを作成して、人々の幸福度の行動による影響と日中変動についての考察を行った。特に、「行動が、主観的幸福度にどのように影響するか?」という点と「日中の時間変動が、人々の主観的幸福度にどのように影響するか?」という2点に注目した実証分析を行っている。ESM法を用いた同分析の初期的な結果は、行動経済学会での研究報告を行い、「研究奨励賞」を受賞した。その後、研究内容の深化を行い、論文としてまとめて、学術誌に投稿中の状況である。
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