研究課題/領域番号 |
26590057
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
猪原 健弘 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 教授 (80293075)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 国際経営 / リーダー人材育成 / グローバル企業 / 経営戦略策定 |
研究実績の概要 |
平成28年度は、当初、個別テーマ(ア)コンフリクト解決メカニズムの構築、(イ)リーダー人材育成システムの開発、(ウ)異文化理解のための研修プログラムの設計、それぞれにおいて、実証研究を推進する予定であった。しかし、所属期間の「人を対象とする研究倫理審査委員会」から調査実施の承認を得られた調査があったものの、研究対象者の確保において目途が立たず、実証実験の実施には至らなかった。 一方、(ア)のテーマに関して1件の数理モデル研究を、また、(イ)のテーマに関して1件の計算機を用いたシミュレーション研究を実施し、それぞれ、学会発表として成果発表を行った。前者の学会発表(福永宇志,猪原健弘,投票者間の相互関係が投票方式による結果の逆転に与える影響の考察― 3代替案について―,社会情報学会関東支部2016年度ポスター発表会,千葉工業大学(津田沼キャンパス), 2016年11月6日)、および、後者の学会発表(中村直貴,猪原健弘,ゲーム理論の手法を用いた議会における合意形成機能の拡充に関する研究,社会情報学会関東支部2016年度ポスター発表会,千葉工業大学(津田沼キャンパス), 2016年11月6日)は、両者とも、優秀賞を受賞した。さらに、(ウ)のテーマに関しては、平成27年度の数理モデル研究で得た知見にもとづいて新たな実証研究環境の設定を行った。平成29年度に、この実証研究環境を用いて実証実験を実施して成果発表につなげるとともに、研究全体のとりまとめを行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初、研究代表者は、研究協力者とともに3つの個別テーマそれぞれにおいて実証研究を実施することを予定しており、所属期間の「人を対象とする研究倫理審査委員会」から調査実施の承認を得られた調査もあったものの、研究対象者の確保において目途が立たず、また、研究代表者と研究協力者の多忙により、実証実験の実施には至らなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
本研究課題の研究期間は平成28年度末までであったが、遅延した実証実験を実施するために、研究期間を1年延長した。平成29年度には、平成27年度の数理モデル研究で得た知見にもとづいて平成28年度に設定を行った新たな実証研究環境を用いて、実証実験を実施して、成果発表につなげるとともに、研究全体のとりまとめを行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成28年度に予定していた実証実験が、研究対象者を確保できなかったことと、研究代表者と研究協力者の多忙により、遅延したため、実証実験の実施のために用意していた経費を使用しなかったから。
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次年度使用額の使用計画 |
平成27年度の数理モデル研究で得た知見にもとづいて平成28年度に設定を行った新たな実証研究環境を用いて、平成29年度に実施する実証研究の費用に充てる。
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