研究実績の概要 |
平成26年度は資料収集、文献解題および実態調査を行った。また、国内学会および国内研究会での研究報告をそれぞれ1回行った。 資料収集および文献解題では、ファミリービジネス研究に関して、Carr Jon C. et al.,“A Measure of Variations in Internal Social Capital Among Family Firms”Entrepreneurship Theory and Practice,pp.1207-1227,November 2011等の論文、および企業価値評価に関して、岡部勝成「キャッシュ・フロー情報による中小企業の企業価値評価」『会計・監査ジャーナル』第19巻第10号, 107-116頁, 2007年10月等の論文を参考にした。実態調査では長崎市内の個人経営事業者3人にインタビューを行った。また、投資信託会社1社の法人担当者に聞き取り調査を行い、個人事業者やファミリービジネスに対する金融支援の実態を理解した。 国内学会報告では、日本産業経済学会第65回研究部会(平成26年5月5日、常盤大学)において、「中小企業の企業価値評価」の論題で研究発表を行った。また、平成27年3月2日に長崎大学で科研費研究発表会を開催し、「中小企業の企業価値評価におけるアンレバードβとリレバードβ」の論題で研究発表を行った。以上の研究成果を論文としてまとめる作業に取りかかっている。
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