研究課題/領域番号 |
26590066
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研究機関 | 新潟国際情報大学 |
研究代表者 |
内田 亨 新潟国際情報大学, 情報文化学部, 教授 (50453460)
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研究分担者 |
マニエー渡邊 レミー 筑波大学, ビジネス科学研究科(系), 准教授 (00527848)
BENTON Caroline 筑波大学, 学内共同利用施設等, その他 (50520897)
高井 透 日本大学, 商学部, 教授 (60255247)
ORSINI Philippe 日本大学, その他の研究科, 准教授 (70409093)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 経営学 / 経営管理論 / 組織 / 人材開発 / 知識創造 |
研究実績の概要 |
今年度は「幸福」「組織キャラクター」「組織コミットメント」「組織の徳」「社員満足」など広範な先行研究を渉猟し、幸福と組織と業績に関する仮説的モデルを構築した。 また、上記の先行研究をもとにしたQuestionnaireを作成し、全国の日本人従業員200人を対象に、ネットによる質問票調査を実施した。現在、結果の分析をしているが、一つ見えてきたのは、Organization VirtuousnessがOrganization Performanceと相関があり、媒介分析により、Organization Culture Incubationを見出しつつあることである。また、男女の性差によっても多少相違があることが探索できた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
「幸福」という概念があまりにも抽象的だったので、先行研究が広範にわたり、絞るのに苦労したため。 研究代表者が遠方のため、一堂に会することが難しく、Skypeも利用したが、Face to Faceに比べて意思疎通が難しかった。 26年度から27年度に、分担者ひとりが所属学部の変更を伴い、なかなか全員が会して研究を進めることができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
日本人社員200人対象のデータを多角的に分析し、組織のキャラクター、社員の幸福、組織業績を中心に新たな発見をする。 さらに、インタビュー調査を行い、定量的データに定性的データを加味して発見事実の精緻化をはかる。 一方、日本人データをもとに、フランス人への質問票調査も行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
分担者の一人が26年度から27年度にかけて所属機関の変更が伴い、思うように研究ができなかったため。 また、データ集計も業者がしてくれたため、もう一人の分担者のデータ集計の人件費を使用する必要がなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
27年度には、フランスでの質問票調査を実施する予定のため、それに充当する。
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