研究課題
本研究では、海外で大きな注目を集めている日本のアイドル文化、アニメ文化、ライトノベルをライトカルチャーと名付け、それがどうして日本国内及び欧米を中心とした海外で世代や文化を越えた人気を集めているのかを社会学の中エスノメソドロシー・会話分析の手法と情報科学の手法で分析した。(1)アイドルのコンサートを撮影し、エスノメソドロジーに基づく聴衆分析を行った。また、アイドル文化の担い手であるプロデューサーやディレクターにインタビュー調査を行った。(2)地方から世界へということでローカル局のプロデューサーへのインタビュー調査を行った。(3)動画配信メディアにおける視聴者と出演者の相互行為について会話分析的研究を行った。(4)フランスのジャパンエクスポにおいてアイドルやアニメなどの日本文化の越境についての訪問調査を行った。また、ジャパンエクスポの日本代表にインタビュー調査を行った。(5)ロボットを用いてファンとアイドルを繋ぐ試みをジャパンエクスポにおいて実施した。(6)海外で流通している日本のアニメやライトノベルを収集し、どの部分が海外で人気を集めているかを分析した。こうした研究に基づき、エスノメソドロジー的な聴衆論や動画配信メディアの会話分析の研究を進めていく予定である。また、宝塚、歌舞伎といった日本の伝統文化における聴衆と舞台との関係の比較分析を行う予定である。こうした比較分析に基づき、『傾く身体:歌舞伎・宝塚・ジャニーズ・少女アイドルたちの観衆論』という本を準備している。
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