グローバル化に対抗する世界の社会運動の多様性を説明するために、欧米や中南米の研究者を中心とする国際共同研究体制を整備した。「Global Southからの挑戦」や「ラテンアメリカからの挑戦」などをテーマに国際会議やワークショップをつみ重ね、社会運動の多様性を描き出すことに成功する一方、グローバル化と並んで「国家の能力」「民主化の過程」などの政治的な側面も理論化作業に不可欠であることも判明した。研究成果を社会運動研究の世界的なトップジャーナルに掲載することを達成した。また、国際会議の前に英語によるセミナーを実施する方式により、若手研究者の育成という目的についても大きな成果をあげることができた。
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