研究課題/領域番号 |
26590105
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研究機関 | 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構(新領域融合研究センター及びライフサイ |
研究代表者 |
渋谷 和彦 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構(新領域融合研究センター及びライフサイ, 新領域融合研究センター, 助教 (80645383)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 風評被害 / 東日本大震災 |
研究実績の概要 |
2015年は,国際会議での発表採択が相次ぎ,申請当初の目的の一つである国内外での成果の発表と採択を達成した.特筆すべきは,本研究は,国際連合(United Nations)主催の国連防災世界会議でのプレゼンテーション発表にも採択されたことである.この会議は,国連主催で10年おきに開催されている国際会議であり,災害研究においては世界レベルの研究者が各研究を報告する場である.筆者も国連及び日本学術会議の主要関係者に研究報告を英語による口頭発表とポスター形式による掲示等も行うことができた.また,国内学会大会等でも報告を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
国連防災世界会議終了後、発表内容が評価されて, 国連の災害対策事務局(UNISDR)等が進めているプロジェクトIRDR(Integrated Research on Disaster Risk)の専門家データベースに筆者が登録された.今後,災害等の発生時に諸外国に出向いたり,専門機関からの諮問の要望に応える.
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今後の研究の推進方策 |
2016年度は、最終年度に当たるため、総集編的内容を国際会議及び国内学会大会で発表する。 また、ヒアリングなども随時行う。 そして、3年間の研究成果を報告書として、とりまとめる。
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次年度使用額が生じた理由 |
幸運にも、2015年11月開催の国際会議(台湾)において、航空費等の旅費・参加費・滞在費など全額が支給されるグラントが授与されたため、支出を予定していた分が全て繰り越しとなった。参加登録時には、これらは確定しておらず、発表内容が精査された後(発表参加の少し前)の授与であり、他で支出することは困難であったため。4th International Workshop on Psychological Intervention After Disasters (2015年11月9日,台湾・台北) International Union of Psychological Scienceより授与。
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次年度使用額の使用計画 |
上記については、2016年度において、被災地(福島県など)における長期滞在によるヒアリング費用、国内外での発表参加費用、および、最終年度に当たることから研究成果報告書を取りまとめるための諸費用(書籍購入など)として有効活用したい。
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