研究課題
本研究の目的は福祉専門職養成教育における学生の質保証の観点と実習前到達度の共通基盤の確立が課題であるという視点に立ち、福祉専門職養成教育におけるコア・カリキュラムをベースとした理念系としての福祉専門職養成教育モデルを構築し、それに基づいた実習前評価システムとしてのCBTとOSCEの開発を行うものである。コア・カリキュラムの総合的検討は、検討の視点を明確化し、Ⅲ群のみを検討し、修正案を6点提案するにとどまった。OSCEは、3場面に分かれる新規課題を1つ、今までに作成した課題の内1つから改訂版を作成し、被験者である学生を対象に実施した。CBTは、小規模ではあるが、研究代表者所属校の受験者数名に加えて、他大学の学生数名の協力を得て実施した。研究成果の報告は、日本社会福祉教育学会の特定課題セッションにて、コアカリの総合的検討、CBT,OSCEそれぞれについて報告を行い、フロアからコメントを得た。最終的に3年分の成果を報告書(〔2014(平成24)~2016(平成28)年度科学研究費助成事業挑戦的萌芽的研究代表者:嘉村藍〕JSPS26590115 教育モデルと評価システムの構築による福祉専門職養成教育に関する総合的研究))にまとめた。
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