本研究課題では、理念系としての福祉専門職養成教育モデルを構築し、それに基づいた実習前評価システムとしてのCBTとOSCEの開発を進めてきた。 改訂版社会福祉系モデル・コア・カリキュラムの総合的検討の一部を行った。検討の視点を明確化し、Ⅲ群のみ検討し、修正点を6点提案した。CBTは、被験者数が少ないため統計的な有意性の検証と項目反応理論による問題の分析はできなかったが、「歴史や制度に関する知識」「権利と正義(自由・平等や意思決定も含む)」「実践現場におけるチームや多職種、現場の組織構造などの知識」が不足している傾向があることが分かった。OSCEは、課題を7つ作成し、学生を対象として実施した。
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