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2014 年度 実施状況報告書

養介護施設従事者の虐待予防や再発防止につながる人材育成プログラムモデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 26590116
研究機関昭和女子大学

研究代表者

吉田 輝美  昭和女子大学, 生活機構研究科, 准教授 (90517153)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード高齢者虐待 / 養介護従事者 / 不適切なケア / コミュニケーション / 研修プログラム
研究実績の概要

平成26年予定の質問紙による全国調査を実施した。質問紙は、養介護施設従事者に対し実施した。600件超の回答を得ることができた。養介護施設従事者が考える高齢者虐待の背景要因、どうすれば無くなると考えているのか等を調査した。回収されたデータについて、入力は終了し現在分析作業中である。厚生労働省が公表している虐待の背景とされる部分と、本調査による養介護施設従事者が考える高齢者虐待の背景に、違いがあることが分かった。この点から、養介護施設従事者による高齢者虐待防止に関する研修ニーズは何かをまとめていきたい。
都道府県による高齢者虐待の状況の公表結果については、2014年12月までに該当先から情報収集を終了した。資料が膨大にあり、それらをひとつひとつ丁寧に読み込み、虐待と判断されたケースに関し、必要な内容のみを取り出しデータ作成をしている段階である。
都道府県による虐待判断の差異や情報取り扱いの差に苦慮する部分もあり、データー作成に苦慮している状況である。養介護施設従事者による高齢者虐待の発生前の状況を精査し、どのようなことがあれば虐待防止できたであろうか検討することを今後行って行く予定である。
今後、上記のデータを整理し、養介護従事者等の高齢者虐待防止に取り組みに必要な研修はどのようなものなのかという視点で検討していく。それらが、実際に養介護施設従事者に受け入れてもらうことができるのかどうかについて、2年目に実際に研修を展開しながら取り組んでいく。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

質問紙による全国調査の人権研修部分に関する分析が行われていない点に遅れが生じている。また都道府県による高齢者虐待の状況の公表結果のデータ入力に遅れが生じている、そのために、分析作業まで至っていない状況である。さらに、連携協力者担当部分の海外の人権教育に関する取り組み調査が大きく遅れている。

今後の研究の推進方策

質問紙による全国調査の人権研修部分に関する分析が行われていない点は、研究代表者が分析を行い、2年目に試行する養介護施設での研修プログラムに反映さながら展開し、実施→修正を繰り返すことによって、養介護施設従事者のニーズとの乖離の少ないプログラム構築を目指していく。
都道府県による高齢者虐待の状況の公表結果の分析を行い、養介護施設従事者による高齢者虐待を防止するために理解しておくべき点、養介護施設従事者がわがこととして取り組むことのできる内容を研修プログラムに盛り込み、2年目に養介護施設において研修を実施してみて、養介護施設従事者による評価を得る。評価を踏まえ修正を加え、再度実施し評価を得るということを繰り返し行い、研修プログラム構築を目指していく。
海外における人権教育の取り組みに関しては、継続して調べていくが、連携研究者の業務遂行に遅れが生じる場合には、一部計画変更し研究代表者が人権教育に関するプログラムを作成する可能性もある。

次年度使用額が生じた理由

当初予定していた、2年目実施の研修プログラム実施時の機材購入を、次年度購入へと変更したため。

次年度使用額の使用計画

研修プログラム実施に当たり、グループに分けて展開することに変更したため、ビデオカメラ等の機材が2セット必要となった。また、研修を施設を借用して行うため、録画映像を映したり、処理するためにパソコンも必要となった。

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公開日: 2016-05-27  

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