重症心身障害者が日常生活の中で容易に利用でき、操作に特別な訓練を要しない自立的移動支援装置の開発を行った。コントローラは、タブレットの絵表示を呼気スイッチ等で操作し、コミュニケーションを取ること及び移動先の選択や移動開始の指示を行うことのできるシステムとし、光マーカを用いたナビゲーションシステムと組み合わせることにより、自動運転での移動を可能とした。 さらに、移乗機能は、利用者や介護者等の要望から装置のシートをストレッチャー状態にしてからの移乗と被介護者を起立姿勢に起し、さらにフットプレート回転によりベッドや椅子へ移乗をしやすくしたことにより、介護者の身体的負担の軽減に成功した。
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