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2016 年度 実施状況報告書

大学生の電子メディアコミュニケーションによる友人関係トラブルに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26590133
研究機関東京福祉大学

研究代表者

岡本 香  東京福祉大学, 心理学部, 講師 (30454292)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワードCMC / コミュニケーション場面の認知 / ソーシャルネットワークサービス / LINE / 既読スルー
研究実績の概要

平成28年度は、平成26年度、平成27年度に発表した成果に基づき、ソーシャルネットワークサービスのひとつである「LINE」を用いたコミュニケーションに関する2つの尺度を作成するための準備を行った。
一つは、「LINE」を用いたチャットで生じる“既読スルー”に対して、利用者がどのような態度を有しているかを測定するための尺度である「LINE既読スルー態度尺度」であり、もう一つは、「LINE」を用いた対人コミュニケーションに対して、利用者がどのような態度を有しているかを測定するための尺度である「LINEコミュニケーション態度尺度」である。これら2つの尺度を作成するために、具体的には、それらの尺度を構成する項目案の選定を行った。
「LINE既読スルー態度尺度」については、「既読スルーされることを気にする度合い」、「既読スルーされる相手に対する理解」、「既読スルーする相手に対する理解」、「既読スルーをされた時の対処」、「既読スルーに対する価値判断」の5因子からなる58項目を尺度項目案として選定した。また、「LINEコミュニケーション態度尺度」については、「LINE利用の目的」、「LINE内でのコミュニケーション内容」の2因子からなる73項目を尺度項目案として選定した。それらの項目案については、連携研究者とのミーティングにおいて確認をした。
そして、上述した2つの尺度について、それぞれの尺度項目案を用いて予備調査を行っている最中であった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

離れて暮らす親が入退院を繰り返しており、その介護に時間を要したことから、予定していた研究のための時間を捻出できなかった。

今後の研究の推進方策

今年度が最終年度となることから、これまでよりも密に連携研究者と随時ミーティングを行い、研究の進捗状況を報告、確認しながら、尺度作成、本調査の実施、調査結果のまとめを行いたい。また研究指導を受けている漁田武雄氏(静岡産業大学教授)に積極的に研究相談をし、指導を仰ぎたい。

次年度使用額が生じた理由

研究計画が遅れたことにより、平成28年度に予定していた調査を実施できなかった。したがって、そのために必要な消耗品や研究協力者謝金や研究補助者謝金を使用しなかったため。

次年度使用額の使用計画

平成29年度は最終年度であり、予備調査、本調査を実施する。したがって、調査データの収集かつ分析に必要な消耗品や研究協力者謝金や研究補助者謝金を使用する計画である。

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公開日: 2018-01-16  

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