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2017 年度 実績報告書

動物とのアタッチメント関係が人にもたらす利益に関する神経・生理的アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 26590154
研究機関山形大学

研究代表者

藤岡 久美子  山形大学, 地域教育文化学部, 教授 (80306472)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード人と動物の関係 / アタッチメント / ペット
研究実績の概要

1.アタッチメント・ネットワークの構成員としてのペット
青年期のアタッチメント・ネットワークの構成員としてのペットの機能を明らかにするために、大学生319名を対象に、アタッチメント・スタイル尺度(ECR-R日本語版),友人、恋愛対象、ペットに対するアタッチメント機能尺度(分離苦痛,安全な避難所,近接の維持,安心の基地)等からなる質問紙調査を行った。
(1)アタッチメント機能尺度の因子構造 ①友人(n=312): 1~4因子モデルをそれぞれ仮定した確認的因子分析を行った結果,1つの高次因子(アタッチメント)が4因子によって説明されるモデルが最も適合度が高かった。②恋愛対象(n=171):いずれのモデルも十分な適合度は得られなかったが,友人と同様に高次因子モデルが最も適合度が高かった。 ③ペット(n=96):いずれのモデルも十分な適合度は得られなかったが,高次因子を置かない4因子モデルが最も適合度が高かった。恋愛対象とペットについてはサンプルが少ないため,今後データを蓄積しモデルを確認する必要がある。(2)アタッチメント・スタイルとの相関 ECR-Rの見捨てられ不安および親密性の回避とアタッチメント機能の各下位尺度との相関を検討した結果、見捨てられ不安は有意な正の相関、親身性の回避は有意な負の相関を、それぞれ友人および恋愛対象のアタッチメント機能下位尺度との間に示した。一方、ペットのアタッチメント機能との間には相関はなく、内的作業モデルが動物との関係に反映されにくいことが示唆された。
2.ストレス課題時の生理変化に及ぼすペットの存在の影響
ペットがそばにいる条件といない条件でストレス課題(計算課題)を行い、心拍変動および唾液アミラーゼを測定する実験を継続している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 人と動物のアタッチメント研究の動向2018

    • 著者名/発表者名
      藤岡久美子
    • 雑誌名

      山形大学心理教育相談室紀要

      巻: 16 ページ: 1-8

    • 査読あり
  • [学会発表] 大学生におけるペット・友人・恋愛対象のアタッチメント機能2018

    • 著者名/発表者名
      藤岡久美子
    • 学会等名
      日本発達心理学会

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公開日: 2018-12-17  

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