研究課題/領域番号 |
26590159
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
伊藤 美奈子 奈良女子大学, 生活環境科学系, 教授 (20278310)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | いのち / 死 / 対話による授業 |
研究実績の概要 |
本研究は、子どもたちに<こころの複雑さ><いのちの尊厳><死に対する恐怖と畏敬>を伝える“対話によるいのちとこころの授業”を開発することであった。 平成28年度は、これまでの研究成果を、3つの学会で報告した。1つは、日本カウンセリング学会第49回大会での大会準備委員会企画シンポジウム「子どものいじめ予防・自殺防止とカウンセリング活動」で話題提供を行った。2つめは、日本ヒューマン・ケア心理学会第18回大会でのポスター発表「子どもたちの「生きる意欲」とその背景要因-いのちについて語ることの大切さ-」と、日本教育心理学会第58回総会でのポスター発表「子どもたちの「生きる意欲」といじめ-尺度項目の収集といじめ経験との関連-」である。 また効果測定のための教材として、丸善出版よりDVD「いのちと死の授業」6巻を刊行した。その6巻とは、第1巻「難病と闘って気づいたこと-今このときのいのちを輝かせるために」、第2巻「殺処分から救われ人を助ける犬に-動物のいのち」、第3巻「いじめ・自殺と防ぐために-子どもたちのいのちを守る」、第4巻「学校における自殺予防教育-こころの危機に寄り添う」、第5巻「少年犯罪をなくすために-他人のいのち・自分のいのち」、第6巻「流産・死産経験者からの手紙-生まれて来られなかったいのちへ」である。 期間延長した平成29年度には、この教材を使った「いのちと死の授業」を実践し、その効果測定を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
効果測定を行うためのDVDの作成に時間が掛かり、平成28年度内に調査が実施できなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
平成29年度は、対話によるいのちと死の授業を実践する。それと同時に、DVDを活用した効果測定研究を実行する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
対話によるいのちと死の授業の効果測定を行う予定で制作していたDVD全6巻の刊行が遅れてしまったため。
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次年度使用額の使用計画 |
平成29年度には、効果測定研究を遂行し、これまでの研究の総まとめを行うため、残りの全額を使用する予定である。
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