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2016 年度 実績報告書

過疎地小規模校における未来型学習スタイルのフロンティア研究

研究課題

研究課題/領域番号 26590188
研究機関信州大学

研究代表者

伏木 久始  信州大学, 学術研究院教育学系, 教授 (00362088)

研究分担者 島田 英昭  信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (20467195)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード過疎地小規模校の教育 / 少人数学級の学習指導 / 次世代型学習
研究実績の概要

本研究プロジェクトのメンバーにより「次世代型学習を考える会」を結成し、3年間に計7回の学習会を実施して、過疎地小規模校をハンディキャップのある教育環境とするのではなく、むしろ小規模校・少人数学級ならではの質の高い教育方法モデルを開発するという方向性での実践的研究に取り組んだ。そのために必要な条件は何かを洗い出し、ICTを活用しつつ,学習者が自律的かつ協同的に学ぶ学習スタイルを導入する実践を小中学校において実践した。
本研究では,未来型学習スタイルと考える授業方法をモデル化し(1年目),小中学校の現職教員の研究協力者らによる実践を通して授業方法を修正・調整し(2年目),その授業方法を過疎地の学校に普及していく上で参考にできる「ICT活用実践コース事例集」を大町市教育委員会と連携して作成した。これにより一般の教員が最先端のICTを活用した協同的な学びと自律的な学習を重視した教育方法を実践していく際のガイドラインが設定できた。また、今後の過疎地・小規模校に求められる学習指導および教育観について、長野県上水内郡信濃町立信濃小中学校が義務教育学校になるまでの歩みを事例に、一冊の本「山と湖の小さな町の大きな挑戦」にまとめることができた。
さらに、ニュージーランドをはじめとする海外の自律的な学習を支援している教育方法を映像資料として撮り集め、それらを「主体的・対話的な学び」という観点から編集した教員研修用のDVD教材を開発した。この映像教材は6月より順次長野県の各研修講座にて活用されることになっている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 教員研修センターと教職大学院との連携による学校マネジメント領域の授業実践とその成果2017

    • 著者名/発表者名
      青木一、伏木久始
    • 雑誌名

      信州大学教育学部研究論集

      巻: 10 ページ: 105-116

    • オープンアクセス
  • [学会発表] ニュージーランドの教員養成・採用における質保証の最新動向2016

    • 著者名/発表者名
      伏木久始
    • 学会等名
      日本教師教育学会
    • 発表場所
      帝京大学
    • 年月日
      2016-09-18
  • [図書] 山と湖の小さな町の大きな挑戦2017

    • 著者名/発表者名
      伏木久始・峯村均
    • 総ページ数
      224(印刷中)
    • 出版者
      学文社

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公開日: 2018-01-16  

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