研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、重要な政策課題に挙げられながらも地方レベルでは整備が進んでいない「教育の情報化」施策に焦点をあて、これを先進事例である大韓民国の実態把握による比較の視点や費用対効果の観点から検討することにより、実証性の高い考察を行うことを目的とした。当初のフィールド調査対象予定であったX町がICT教育の導入途中で、町長の翻意によって教育の情報化施策を中止してしまった(元兼正浩「ICT教育導入をめぐる政策手続きの課題-X町の「頓挫」事例に着目して-」『第1次報告書』所収)が、途中で方針を切り替え、若い共同研究者たちの協力により、国内外の事例を使って実証的に15本の論考を発表することができた。
教育行政学