研究課題
これまで,留学生の立場から語られることが主であった「学生交流支援」に関して,ステークホルダーの拡大による視点の複合化と,支援ニーズ自体の多様化という観点から,その支援方針を整理・統合することを通じて,双方向学生交流を推進することが本課題の目的である.その目的達成のために,平成29年度は以下を実施した:(1)実証試験(継続);(2)支援システムの改良検討;(3)学生交流活動の基本情報に関する調査(継続);(4)成果の公開;(5)システム運用維持方策の検討.(1)については,運用開始中の支援システム(「留学ポートフォリオ」および「HELP/MEnTOR」)を引き続き活用し,その効果検証を継続した.(2)については,各ユーザからのフィードバックを得つつ,システム仕様を総合的に考察し,検討の結果システムの一部に改良を施した.(3)については,海外派遣元である学校や予備教育機関等の担当者と面談し聞き取り調査を行った.(4)に関し,平成29年度には雑誌論文(3件)および国際学会論文(1件)を発表した.(5)については,平成30年度以降もシステム運用を維持する方策について検討し,その見通しを得た.研究期間全体を通じて以下の成果が得られた:(1)体系化された学生交流支援方針を得た;(2)該方針に沿った支援システムを構築した;(3)支援方針の優位性と、構築したシステムの有効性を,実証試験を通じて検証した;(4)これらの成果を学会活動やウェブページ等により公開広報した.
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すべて 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 3件、 査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 備考 (5件)
多文化社会と留学生交流
巻: 22 ページ: 19-22
Proceedings of the 6th IEEE International Conference on Teaching, Assessment, and Learning for Engineering (IEEE TALE2017)
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留学交流
巻: 78 ページ: 12-32
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