本研究では、日本の若年層(大学生156名)が「不確実性の回避」についてどのような考えをもっているか、そして、それが日本社会の在り方とどのような関係性があるかを検証した。日本の若年層は、不確実性回避指標において高い数値を示し、未知のことを経験するときストレスを感じることが多いことがわかった。よって、新しいことにチャレンジすることを避ける傾向にあり、一方ストレスを回避するために規則や規定、形式を重視する傾向が強くなる傾向がある。また、社会の暗黙のルールは若年層に行動範囲を制限しようとする行動や思考に影響を与えていることがわかった。」
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