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2016 年度 実績報告書

食物アレルギー,感染症,自然災害等の保健・安全問題に対する教員の力量とその形成

研究課題

研究課題/領域番号 26590240
研究機関聖心女子大学

研究代表者

植田 誠治  聖心女子大学, 文学部, 教授 (90193804)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード教員 / 保健・安全 / ニーズ調査 / ヒヤリ・ハット体験 / 教員養成カリキュラム
研究実績の概要

教員を対象とする学校保健・安全のニーズ調査のデータ分析,その分析に基づく教員養成のためのカリキュラムの仮説的枠組みを作成した。教員の「ヒヤリ・ハット体験」の事例の分析により,けがの応急手当,アレルギー疾患への対応が量的には多く,熱中症の対応,過呼吸への対応,感染症への対応,慢性疾患への対応,発達障害への対応,心のケアに関わる事例が多く認められた。心肺蘇生法,AEDの使い方,起立性調節障害への対応,摂食障害への対応,自然災害で被災した際の対応,自然災害での防災の対応,安全に関する教員同士の連携なども事例が認められた。すでに分析された教員の苦慮経験と対応を学んでおくべきかの調査結果を加味し,教員養成カリキュラムを仮説的に作成し,15コマの授業を実施した。授業の目標は「現職教員の持つ保健・安全のニーズとヒヤリ・ハット体験の調査データに基づき,担任教師に必要性が高いと考えられる内容について,その基本的な文献を予備的に学習するとともに,実際の教育現場での事例に対応できる基本的力量を形成する」である。そして,1.教師に求められる学校保健・安全の基本的な資質・能力とは 2.教育としての学校保健・安全-子どもの健康・安全を守る,発育・発達を保障する,保健・安全の認識を高める- 3.子どもの健康・安全を守る活動、健康観察の視点(1) 4.子どもの健康・安全を守る活動、健康観察の視点(2),疾病管理 5.応急手当(1) 6.応急手当(2) 7.学校におけるアレルギー疾患児童への対応(1) 8.学校におけるアレルギー疾患児童への対応(2) 9.子どものストレスと心身の課題(1) 10.子どものストレスと心身の課題(2) 11.発達障害への支援(1) 12.発達障害への支援(2) 13.自然災害への対応(1) 14.自然災害への対応(2) 15.学校保健・安全における連携,の授業を実施した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 学校保健のフロンティア ‐未来に生きる子どもたちの健康を守り育てる-2016

    • 著者名/発表者名
      植田誠治
    • 学会等名
      第20回千葉県学校保健学会年次大会
    • 発表場所
      聖徳大学(千葉県・松戸市)
    • 年月日
      2016-12-10 – 2016-12-10
    • 招待講演
  • [学会発表] 教員の保健・安全の「ヒヤリ・ハット体験」2016

    • 著者名/発表者名
      植田誠治,杉崎弘周,物部博文,衞藤隆
    • 学会等名
      (一社)日本学校保健学会第63回学術大会
    • 発表場所
      筑波大学(茨城県・つくば市)
    • 年月日
      2016-11-18 – 2016-11-20

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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