小児がん患者における運動指導の効果と運動機能の評価について、運動指導が小児がん患者に有効であることを証明する必要がある。そのために入院治療中または外来での治療中にどの程度運動機能や身体活動が低下しているかの基礎データを測定し基準づくりが必要であると考えられた。運動機能の測定方法として全国で一般的に測定されている新体力測定の測定項目で、かつ病院内でも測定可能な項目を採用。結果として9人の小児がん患者に対して運動機能の計測ができ、入院中や退院後半年未満の患児ではほぼ全ての項目で全国平均よりも低下していた。小児がん患者の治療中及び治療後の運動機能の客観的なデータの指標の一つして結果を得られた。
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