研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究はパニックや興奮状態に陥った発達障害のある人を速やかに落ち着かせるために,音刺激を積極的に呈示しようとするものである。複数の音,音楽刺激を組み合わせ,心拍や脳波などの生体指標を手がかりにカームダウンを促進する音刺激呈示の条件を検討した。特定のヘッドフォンが持つノイズキャンセリング機能と自然の音の有効性は示唆されたが,発達障害者は音に対する感受性などの個人差が著しいため,カームダウンに有効となる汎用的な音刺激呈示条件を見いだすことはできなかった。
特別支援教育