研究課題/領域番号 |
26600005
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
春山 哲也 九州工業大学, 生命体工学研究科(研究院), 教授 (30251656)
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研究分担者 |
福間 剛士 金沢大学, 電子情報学系, 教授 (90452094)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | HFB / 自己組織化膜 / AFM / 電気化学 |
研究実績の概要 |
目的とする「液滴表面の自己組織化分子層のAFMその場観察の実現」は、装置および装置治具の作製が必要な研究計画であったが、採択時予算が4割削減となったため、装置作成は困難となった。そこで手元にある装置等で、「液滴表面の自己組織化分子層のAFMその場観察の実現」の端緒だけでも掴むべく、共同研究者とともに研究計画を再考し、修正した研究計画によって展開した。修正した研究計画では、 (1)気液界面での直接観察は、装置作製無しでは不可能であるので、転写後の物性解析の研究内容を強化する(電気化学特性解析) (2)気液界面での直接観察にできるだけ近い形態での膜観察を行うために、多孔質膜担体の表面に自己組織化膜を形成し、孔部分でAFM観察を行うという2研究内容に特化した。 研究項目(1)については、すでに論文投稿・受理された(Colloids and Surfaces B, 123, 803-808, 2014) 研究項目(2)については、すでに着手をし、特殊なカンチレバーを用いれば、膜物性のAFM解析が出来ることが見込まれる結果が得られた。平成27年度において、その解析を達成する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究期間2年度で、研究項目2つのうち、研究項目(1)については、すでに論文投稿・受理されていえる。研究項目(2)については、すでに着手をし、諸条件なども確認できたので、平成27年度において、その解析を達成できることが見込まれるため。
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今後の研究の推進方策 |
気液界面での直接観察にできるだけ近い形態での膜観察を行うために、直孔の多孔のポリカーボネート膜を固相担体とし、そのの表面に自己組織化膜を形成する(条件確認済み) 直孔部分にある自己組織化膜を狙ってAFMによる膜強度フォースカーブ解析を行う。 すでに着手をし、特殊なカンチレバーを用いれば、膜物性のAFM解析が出来ることが見込まれる結果が得られた。平成27年度において、その解析を達成する予定である。
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