テーパー型金属構造上でプラズモンを伝搬させ、先端で近接場光を発生させるプラズモンナノフォーカスは、近接場光学顕微鏡の分析能を大幅に向上し得る強力なツールである。入射光を探針先端に照射する必要がないため、入射光による散乱ノイズを除去することができる。また、プラズモンナノフォーカスは近接場光を探針先端に高度に局在化させるため、z方向の分解能も加えることによって、3Dイメージングの展開も見込める。本研究では、プラズモンナノフォーカスを近接場光学顕微鏡に応用するために、探針構造を最適化・作製した。また実際に、プラズモンナノフォーカスを用いた近接場光学ナノイメージングを実施した。
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